インドネシア・ロンボク島の食品・雑貨たちの店 LOMBOK CAFE SAMA-SAMA は、現在準備中です。

2018/01/31 19:40

こんにちは。

ロンボク統括のみどりです。

別ブログにて先行でご連絡いたしましたが、
当店は本日2018年1月31日をもちまして、
しばらく休店いたします。
(本日のご注文分まで有効です)

休店する理由は
当店の母体であるサマサマセナン・プロジェクトの活動内容を見直した結果、
日本へのコーヒー販売よりも
よりロンボク島での活動に力を注ぎたいと思ったからです。

筆者自身はロンボクコーヒーのゆったりした手作り感が大好きです。

何十年も前から使われているかまど?のようなものを
最近、ご近所さんから譲り受けました。

(とても残念ですが、私のパソコンのサイズの問題で画像が貼り付けられません)

これでじっくり焙煎しています。

当店のコーヒーたちもフレーバーコーヒーですが
なんの香料も使っていない、
素材の味を組み合わせてできたものですし、
コーヒー豆もとくに有機の認証はうけていませんが
化学肥料などは一切使わずに育ったもの(ほぼ自生)を使用しています。

昨日も、雨季のつかの間の晴れ間に生姜とココナッツを乾燥させました

梱包もご近所の方や娘たちが手伝ってくれます。

自然も人も少しずつ力を合わせて、ゆっくりと作った商品たち。

だからこそ、
みなさんにお届けしたい気持ちもあるのですが、
自分で何度飲んでも、
やっぱりロンボク島で飲んだほうがおいしいんですよね。

もとは、
この風土で育った素材を使って、
ここの人々が家族のために作っていたものですからね。

それを日本へ向けて販売することは、
経済的には成長のもとになるのかもしれないけれども、
食や農、健康、または長期的な視点などでみたときに
はたして一番私たちの目指す方向なのか?ということが
私は疑問でした。

サマサマセナン・プロジェクトの到達点は、
「サマサマセナン(お互いに幸せ)」の達成ですが、
お客様と現地の人(私も含め)との「本当の幸せ」ってなんだろう?
それを何度も考えました。



当店で一緒に働いている人々はお金はほしいというものの、
仕事を依頼すると平気で断ってくることもありました。
「そんなに働きたくない」というのです(笑)
みんな正直者!

経済的な成長もはかりつつ、
こうした彼らの好むペースも大事にしたいなあ~。
かつお客様にもおいしい一杯をお届けしたいな~。

どうしたらできるかな?
何をしたらいいかな?

今私にできることは、
ロンボクの人々が心地いいペースで働きながら
一番おいしいコーヒーを提供できて
(結果的に)収入もあがっていく仕組み作り、
チーム作りをやっていくことかな?

よし、まずはそのために、
一度手を止めて仕切りなおそう!

とくに日本に向けて販売するということは、
税関などでの手続き、
郵便局での国際郵便の手続き、
日本語でのリーフレット・ラベル作り、
日々の記事…これらをすべて私が担当することになります。
そうすると、肝心なところ(もっと骨格的な部分)に時間をとれません。

もっとペースを落として。
農家さんをはじめこちらの人々と一緒に、
どんなふうに生きていきたいのか、
自分たちの商品で誰にどんなふうに喜んでほしいのか…
などなどゆっくり話し合って、
チームを整えていきたいと思います。

そのために日本への販売はしばらく休ませてください。

引き続き、ロンボク島内での販売は続けますので、
ロンボク島にお越しの際はどうぞお買い求めくださいね。